近年「長寿遺伝子」について研究が進められています。
「いつまでも元気に過ごしたい」そんな思いは誰にもあります。
東京大学大学院農学生命科学研究科の永田宏次教授らが「黒ウコンのポリメトキシフラボノイドが「長寿遺伝子」産物SIRT1を活性化する」という研究成果を発表しました。
SIRT1遺伝子は、酵母・線虫・ショウジョウバエで定命延長効果が報告されており、長寿遺伝子とも呼ばれます。
その長寿遺伝子は、ブドウ果皮や赤ワインに含まれるポリフェノールによって活性化されることが知られています。
黒ウコンにもポリフェノールが含まれています。
永田教授らによると、黒ウコン由来のポリフェノールが長寿遺伝子であるSIRT1の酵素に結合すると、酵素と基質の親和性が8.2倍に増強。一方、ブドウの果皮由来のポリフェノールは、1.4倍しか増強されないことを明らかにしました。
酵素活性化がおよそ6倍もの差が生じた結果となっています。