ほうれい線を予防するフェイスエクササイズ
ほうれい線は簡単なフェイスエクササイズで目立たなくすることができます。試して欲しいエクササイズをご紹介しましょう。
舌回しエクササイズ
口を閉じた状態で、舌先で歯と唇の間を大きく回しながらなぞります。早く行う必要はないので、ゆっくりと丁寧に行いましょう。口を開けてしまうと効果が薄れるので、注意が必要です。
左右1周で1セットとし、3セットから始めてみてください。ほうれい線周辺を刺激する際には、口の中からほうれい線を押し伸ばすようなイメージで行うと効果的です。
口角のエクササイズ
割り箸を口にくわえた状態で、口角を引き上げてキープするエクササイズです。限界まで口角を引き上げ、30秒キープしましょう。慣れてきたら1分程度まで時間を伸ばすと更に効果的です。
1日当たり3セット程度を目安に行ってみてください。
舌を鍛えるエクササイズ
正面を向いた状態で舌を大きく下に向かって突き出します。続いて、口の中で舌を丸めましょう。この時、この時、舌全体にしっかりと力を入れ、根元から先端までしっかり動かすのがポイントです。
10回ほど繰り返します。
ほうれい線を薄くする頬骨のリガメントほぐし
リガメントとは、頬骨の下にある靭帯のことで、このリガメントがこわばっているとほうれい線ができやすくなります。リガメントは皮膚を引き上げる役割があるのですが、年齢を重ねることによって少しずつ弾力が失われて固くなり、長く皮膚を引き上げることができなくなってしまうのです。
マッサージで硬くなってしまったリガメントをほぐすことによって、ほうれい線の予防・改善効果が期待できるので、ぜひ実践してみてください。
まずは、小鼻の横に両手の親指の腹を当て、斜め上方向に3秒ほどプッシュします。続いて、指を頬骨の下に潜り込ませるような形で少し外に移動し、位置をずらしながら頬骨がへこんでいる部分の上端あたりまで刺激してみてください。
それほど強い力を入れる必要はありませんが、優し過ぎると効果が期待できないので、痛気持ち良いくらいの力加減がポイントです。
特に血行が良いお風呂上りに行うと効果的なので、日課にしてみてはいかがでしょうか。一日当たり2分程度で良いので、毎日継続して行ってみましょう。
10歳若見えする頭皮マッサージ
頭皮は顔の皮膚と繋がっているため、ほうれい線を予防するためには頭皮をマッサージし、ハリのある状態に導くことが大切です。頭皮がたるんでしまうと顔のたるみにも繋がってしまいます。
ほうれい線予防に効果的なのは、頭の横側である側頭部を刺激するマッサージです。まずは、シャンプーで頭皮の汚れをしっかりと落としましょう。皮脂汚れがある状態でマッサージすると逆効果になってしまう可能性があります。
また、週に1回ほどで良いので、頭皮クレンジングを行うのもおすすめです。
頭皮をキレイにしたら、耳の上あたりに両手の5本の指を軽く広げてセットし、そこから頭皮を持ち上げるような形で小さく円を描きながら上に向かってマッサージします。また、首回りと後頭部も同じようにマッサージすると効果的です。
ほうれい線と小顔効果の顔ヨガ
表情筋を鍛え、同時に顔のストレッチもできる顔ヨガは、ほうれい線予防に効果的です。
まず、基本の態勢として正面を向いてまっすぐ立ちます。背筋を伸ばした状態で行いましょう。座っているときも同様に背筋を伸ばします。
続いて、目線を上に移動させ、口角を引き上げます。笑顔作るようにして、上の歯は8本見えている状態にしましょう。鼻を舐めるように思い切り舌を上に向かって突き出し、舌先を上げたままの状態で左右の口角に移動してください。この時、舌がくちびるに当たらないように、思いっきり突き出しながら行うのがポイントです。
左右にゆっくりと舌を移動させ、3往復します。
次に、目線を上げ、ほうれい線がある辺りが伸びるように意識しながら鼻の下を伸ばし、口をすぼめます。目の下を伸ばすことがポイントです。
気づいた時にこれらの顔ヨガを行ってみてください。顔ヨガでは、普段ほとんど鍛えることがないような顔の筋肉に働きかけることができるので、慣れるまでは少ない回数、時間から始めてみたほうが安心です。無理をして長時間行ってしまうと顔の筋肉痛に悩むことになってしまいます。道具を使うことなく、いつでも空いた時間に実践できるので、続けやすい方法を探している方にもおすすめです。
状態がひどくなる前に行うと効果的
ほうれい線が濃くなってからよりも、予防の目的で早めに取り組んでおいたほうが効果的です。普段から対策を取っている方とそうでない方では、歳を重ねた時に大きな違いが出てしまうので、気づいた時に始めてみてください。
1日、2日で変化が実感できるものではありません。毎日継続することが重要となっているので、自分が実践しやすいタイミングや、実践しやすい方法で行ってみてはいかがでしょうか。